ストレスコーピングリストは変わっていく

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リワーク(復職支援)での学び

こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害になり休職、復職を経て、週末は借りている畑の世話をしながら現在も同じ業界で働いている30代です。

今回は、前回リワークで卒業生のその後の話をする予定のことを話題にしました。その時に過去の資料を見返して「あぁ、こんなに変わったんだな」と感じたことをお伝えしようと思います。

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ストレスコーピングって?

タイトルにある「ストレスコーピング」とは何かです。簡単に言うと「ストレスへの対処」です。

コーピングは大きく3つのタイプに分かれます。

① 問題解決に焦点を当てる。

具体的には情報を収集する。計画を立てる。誰かに聞いてもらう、になります。長期的解決には有効です。

② 気分の調整に焦点を当てる。

具体的には肯定的に考える。考えないようにする。気晴らしや気分転換をする、になります。短期的解決には有効です。

③ 回避する。

責任を他に転嫁する。あきらめる、になります。

この①②③のコーピングは状況を予測し、組み合わせて活用し、バリエーションを増やしていくことが大切です。

〈参考文献〉
・「学校、職場、地域における ストレスマネジメント実践マニュアル」坂野雄二監修、嶋田洋徳・鈴木伸一編著 北大路書房
・「ストレスマネジメント入門 自己診断と対処法を学ぶ 第2版」中野慶子 金剛出版
・「ストレス心理学 個人差のプロセスとコーピング」小杉正太郎編著 川島書店
・「キャリア開発の産業・組織心理学ワークブック[第2版]」石橋里美 ナカニシヤ出版

「ストレスを感じたら休みましょう」と投げかけられることもありますが、そんなきれいごとだけでは乗り越えられないから、苦しんだり迷ったり悩んでいるのが私たちです。ストレスの度に休めたらめちゃくちゃ嬉しいですよね。

コーピングリストを書いてみよう

まず今日からできるストレスコーピングですが、自分はこういうことをしていると気持ちが楽になるな、ストレスから解放されるなと思う「ストレスコーピングリストを作る」ことです。

現在の私の例で言うと

 「自然のある場所へ出向く」

 「休日に朝散歩をする」

 「話せる人に話す」

 「一人前食堂さんのメニューを作る、食べる」

 「YouTubeでお文具さんのアニメを見る」

といったところです。自分を元気にするための方法を、思いつく限りたくさん挙げてみると、ストレスがかかった時に自分を助けてくれる武器、お守りになります。

ストレスコーピングリストを見返してみると、現在の習慣として体に馴染んでいるものもあったり、今はもうやっていないものもありました。

少し驚いたことが、「これは逆にストレスになりそうじゃない?」というリストがあったのです。



消えたストレスコーピング

3年前の私はパン屋が大好きでした。食べることが好きというよりは、パン屋さんに行くことが好きだったのです。新しいパン屋が出来ると入って何かしら買ってみましたし、パン屋の店内の雰囲気が落ち着くのでそのために行く、という目的もありました。

ですが、現在、私はパンはパンでも米粉パンや小麦粉をあまり使っていないパンに関心が出てきていて、パン屋さんへ行くことやパンを買う頻度がものすごく減りました。理由は小麦粉製品を食べると胃腸が張るな、お通じが安定しなくなるなと感じてから、小麦粉製品を少々抜くようになりました。かなり腸内環境が改善して、お通じで悩むことが減りました。むしろ、小麦粉が使われてないか気に掛けるようになっています。

そのため「食パンやおいしそうなパンを買う」と「新しいパン屋を見つけたら調べる」というストレスコーピングはリストからなくなりつつあります。

仕事でのコーピング

もう少し、仕事面で即効性として挙げられるコーピングがあるとイメージがしやすいと思うので、挙げてみます。

「一度その場から離れる」

「【わかりました】ではなく、【やってみます】と返答する」

「相手の言葉を返しながら聞き役に徹する」

「人に仕事を振る」

「今必要でない仕事であったらふれない」

なんてことを現在の私はコーピングとしています。

復職する時に心がけたこと

でコーピングの元となった、私が気をつけていたことを書いています。

また、やったことのないコーピングをやることは、今まで持っていた私自身の価値観をアップデートしてくれるものでもありました。そしてさらに、習慣にまでなじんできたものは新しい価値観として自分の中に組み込まれたという証拠なのかなと感じました。体操でさえ億劫になっていた私ですが、朝散歩をしないとスッキリしない感覚になっています。

反対に、なくなっていったコーピングは、新たなコーピングを組み込んだことで今は必要ない、と判断されたコーピングなのだと思います。こう考えていくと、ストレスに対しての耐性が変化してきているのではとも思えます。

最後に

コーピングは一時しのぎのものもあるため、後々時間をおいて回ってくるものもあるかと思いますが、その場のストレスを対処する場合は「立ち回る」という点では必要になると思います。

「これをやればいいよ」というものはなく、どれに対してもメリットとデメリットがあります。

自分でやっていて心地良いと感じるコーピングをもっておくと、ストレスがかかった時に守ってくれるので、おすすめです。

もう一つ、振り返って変わったなと感じた「エゴグラム」について、次回はお伝えしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。お気に召していただけたら幸いです。

また次の記事でお会いしましょう。

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