復職する時に心がけたこと

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復職の経験談

こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害になり休職、復職を経て、週末は借りている畑の世話をしながら現在も同じ業界で働いている30代です。

今回は、適応障害の休職から復帰した時に心掛けたことを3つお伝えしたいと思います。

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60%の力で挑む

復職したての頃は体力や集中力も落ちているため、とても疲れやすくなっています。

「復帰できたんだから、今までみたいに動かなきゃ」という意気込みでいると、1時間で使い物にならなくなります。

職場の人間関係にしろ、業務量にしろ、100%~200%頑張ってしまったから、病気になっているので、同じように挑んでは再発しやすくなります。そのため、60%のエネルギー配分で挑むことを頭に入れておいてみてください。100%以上やっていた人が60%に落としても、通常の完成度になっています。書類の作成も、日々の業務も、会議の参加姿勢も60%で問題ないのです。

会社によっては復職初日から8時間勤務の方もいるかと思います。ですが、初日から8時間なんてほぼ出来ないと思います。復職プログラムなどの制度がない場合は、休憩や気分転換のアクションをこまめにとってください。

本当はリハビリ出勤として勤務時間は少しずつ伸ばしていく方が、持続的に勤務が定着するためにも本人と会社にとってもよいのです。数週間や数か月、仕事から離れている状態です。ロボットではないのですぐに環境に適応できるほど会社は復職者に期待をしてはいけません。

私もリワークに通う前は自主的に慣らし出勤をしていました。休職中は職場の人たちにも会いにくいため、私の場合は自宅から最寄り駅の改札まで行く、という方法をとりました。通勤の環境にいきなり圧倒されないためにもやってよかったと感じています。

「わかりました」を「やってみます」に変える。

これは私も現在、使っている方法です。こちらはビジネストレーニングで得た知識です。

「〇〇さん、この資料を作っておいて」と言われて

「わかりました」と答えるのは、一度やめてみましょう。

「この資料を作っておいて」と相手がイメージしている内容と受け取ったあなたがイメージしている内容は100%同じ共有が出来ていますか?

人間が物事を受け取る時のフレームは1人1人異なります。受け取り方が違うことが当たり前なのです。

例えば「カレーが食べたいな。作ってくれる?」と誰かが私に言ったとします。私であれば鶏肉の入った「チキンカレー」を作ると思います。よく家庭で作るルーはどろりとしたものです。ですが、食べたいと言っていた人は「スープカレー」でした。ルーはサラサラの状態ですね。私が作ったものは真逆なので「違うんだけどな」とがっかりされると思います。

「やってみます」と答えておくと、質問がしやすくなります。仕事にとりかかってみてわからないことや相談したいことが出てきます。

「やってみたのですが、ここがわからなくて~」と後々聞きやすくなります。

また、やってみて出来なかった場合も断りやすくなります。

「やってみたのですが、ここができませんでした」と言いやすくなります。

「わかりました」は挨拶の一部のように社内外でも飛び交って耳に入ってくるので、なかなか切り替えにくいとは思います。

ですが、「わかりました…あ、言ってるわ~」と気が付いたらチャンスです。この気づくことが大きなポイントです。

気が付いたら修正して「やってみます」と言ってみる。ぜひ、取り入れてみてください。



できないことは引き受けない

これが出来なくて私は休職に至っていました。専門性が高い場合はこれには当てはまりませんが、「〇〇をやっておいてくれる?」とふられる仕事の7~8割は特定の人でなくても出来るものが多いです。

もちろん手が空いていたらやってもいいと思いますが、他の業務で進められない、やったことがないものであれば

「〇〇の仕事を今週進めないとならないので、他の人にお願いできますか?」

「その業務はやったことがないので、他の方に相談できますか?」などと返せると相手も状況がわかって別の人を探しやすくなります。

仕事の進捗としても今出来る人に行ってもらうと効率が良いので、無理に自分ばかりが抱える必要もありません。

「断るのに勇気がいるんです」という方がいらっしゃると思います。そういう時は「自分の状態を伝える」をしてみてください。

「今、〇〇さんに頼まれたものをやっています」

「今日は〇〇の予定があるんです」これで十分です。

私は思い切って「今、頭がパンパンです」と言って回避したこともあります。

言葉で「できません」が言いにくい人は「ジェスチャーや仕草」を使ってみてください。

率直に伝えるという意味では不明瞭になりがちなので、確実性は期待しないでください。相手によっては「じゃぁ別の人に頼んでみるね」と返答してくれることもあります。

特に復職中はリアルタイムで起こることに対処することで精いっぱいです。依頼されたことは「受けてもいいし、受けなくてもいい」のです。この姿勢が頭に入っていると気持ちも楽になると思います。

最後に

以上になります。私はこの3つを現在も継続していますが、気が付いたら習慣のようにスキルとして身に着きました。気が付いた時が変化の時です。数日、数週間で伸びる能力でもないので、気が付いたら身についている状態になっていきます。結果をゆったりと待ってみてください。

合わせて以下の記事も参考にしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。今が辛くても、先は幸せなことが待っています。

また次の記事でお会いしましょう。

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