復職後あるある5選

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復職の経験談

こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害や休職、復職を経験しています。飄々と軽々と過ごせるような適応障害との暮らし方や気づきをお届けします。

今回は、復職5年目を迎えて、これは復職後あるあるかな?と思った内容について書いていきたいと思います。

以前、こちらの記事でご紹介しました。

みけにゃんさんのアイディアもお借りしています。

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もう治っているから大丈夫だろう

「職場に戻ってきた。もう治ったんだろう」と皆さん思いますよね?

「大丈夫だろうと」認識されがちです。

幸い、私は理解のある職場であったため、フォローをたくさんしてもらいました。しかし「私が復職した当時は」の話です。

現在、私の職場は人材育成が追いつかないため、数週間休んで復帰してきた人材を1名として捉えていかないと成り立たない現状になっています。そのため、仕事は通常量を振られます。

この中、休んできた期間を慣らし期間もなしにこなしていくのは、当時の私だったらできるだろうか??と正直、不安に感じてなりません。

復職後の安定しない立場と、(診断はないけれど)私と同じように復帰している人を抱える立場と、両方を経験して思うことがあります。

「どこまでお願いしていいですか?」と復帰者を抱える側が共有していくこと、「ここまではできますが、ここは辛いです」と復帰者が伝えていくこと、これができていないとチーム内不和が起こります。

動き始め、初動、大事です!

自分から言っていかないと、自分の存在を知らない人が増える

職場に数年在籍していると「あれ、この人いるのは知ってるけど話したことないや」という人いませんか?

新卒・中途入社や異動などで人の入れ替わりがあると、自分が休職や復職していたことを知っている人が少なくなってきます。

私は時に異動してきた人や新しく入社してきた人には「適応障害になって仕事休んでたんですけど、戻ってきたんです」と自己紹介がわりに伝えています。どう相手が受け取るかはなんとも知り得ません。

しかし、いつ再発の予兆や頭の処理速度が落ちて動けなくなるかわからないので、予防や保険として私は伝えさせてもらっています。

意外に伝えると「私も~~なんです」や「知人や家族が~」といった人も時にいました。皆、言わないだけで、メンタル不調を抱えているんだなとじんわりと知る瞬間です。1人じゃないと思えます。

他へ動けなくなる

社会人経験を積んでいくと、得意や不得意、自分の限界が見えてきませんか?

メンタルヘルスを損ねて復職すると、自分の限界を知る時期が早まります。

環境を変えて改善する人もいるため、メンタルヘルスを損ねた環境への在籍はできなくなります。人事や管理職からすると動かせる駒でないため、扱いづらい人材になることは確かです。実際私は、現在の職場、法人にいれば発症した当時の部署への配属はもうあり得ません。復職先でカードの手札を失う、これは同じ職場へ復職したデメリットの1つだと思います。

しかし、できることはあります。粛々と安定して勤務していくことがまず1つの目標です。その後、その場所で自分の能力を生かしたり、活躍していくことができれば、周りも安心感や安定感を得てくれるのかと思います。また、年代によっては仕事の仕方を変えていく方法も1つの手になります。



上司と会社の理解が必要

上司と会社の理解、正直、ここが大きな軸の1つになると思います。

復職者の対応って、皆さんどんなイメージがつきますか?

復職後、いきなり週5日勤務でお願いしますと言われる会社の方が大多数だと思います。復職者からすると、両手足に2〜3キロの錘をつけた状態で週5日出勤する感覚です。2~3倍の疲労度があります。頭の動きは常に、競技試合判定に使われるスローモーションの速度です。

本当は復職プログラムとして、午前勤務からスタートできると、その後の離職を抑えたり、定着を考えると確実に効果があります。私はこちらの記事でも書きましたが、

幸い、綿密な復職プログラムを組んで復職することができました。対人援助の仕事で福祉業界という環境で、運が良かったんだと思います。本当に。

他の業界ではどうなのでしょう。「復職プログラム」や出勤時間や業務量の調整ができたのか知りたいです。

慣らし出勤が必要

休み明けや月曜日の仕事って、皆さん体や頭は動きますか?

実は傷病の復職だけでなく、育休や産休後の復職も、同じように慣らし出勤、復職プログラムのように少しずつ勤務時間を増やす方が安心だという声を私は職場で聞きました。

傷病の復職より、育休や産休の方が期間が1年以上になるので長いですよね。リアルな声を伝えると「浦島太郎なんだよね」なんです。自分が知らない合間に変わったこと変わった人が多すぎて、適応するのに初日~数週間は終わってしまうと思います。

また、ブランクを挽回しようと初日からバリバリ業務される方もいらっしゃいます。焦りの中に恐怖感もあるのだろうなと、立場が違いますが、私も近しい気持ちを感じました。職場も1つの所属先なので「ここに居て良い実感」が持てないといつまでも安心感が得られないんですよね。

傷病の復職は、自分の病気と向き合いながら、通常の勤務形態に安定して勤めることが目標であり、育休や産休・介護休暇後の復職は、育児や介護ができながら安定して勤めていくことが目標であり、と目指す方向は一緒なんだよなと感じます。そのため、慣らし出勤は休職・休暇後は必要に思います。

最後に

実は、本日で私は復職5年目を迎えます。復職初日、そして復職1年経った時のことは、今も色濃く覚えています。ここまで過ごしていけるようになったのは、家族、周りの環境、私を支えてくださる人たち、休職・復職をきっかけに細々と繋がることができた方々の存在があるからです。本当に、ありがとうございます。

まだまだ人間としては未熟です。私の休職・復職の経験が、この記事が、自分自身を認められるきっかけのお役に立てたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。

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