基本復職プログラム(ヒョーかるの場合)

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復職の経験談

こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害や休職、復職を経験して、これは飄々と軽々と生きていけるんじゃないか?と学んだことや思ったことをコツコツお届けしたいと思います。

今回は、復職しながら職場と決めていった「復職基本プログラム」と「復職合意に関する覚書」を見つけたので、私の場合、このように進めていったと言うリアルな復帰のスケジュールを書いていきます。

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復職合意に関する覚書

復職については就業規則の中にあるリハビリ期間を定めて復職を試みることとし、下記の条件で行いました。(一部簡略化)

試行期間:半年間
時間軽減:あり
業務軽減:あり
期間中賃金:軽減した時間割合に応じて賃金(基本給、諸手当及び賞与)を減額する。通勤手当は3ヶ月分支給する(勤務継続可能の場合、また延長)。

業務内容
・勤務場所の上司と乙(ヒョーかる)双方で競技し、復職基本プログラムを作成する。
・当該上司はプログラム管理者として乙と協議しながら円滑な復職に向けた支援・調整を行う。

その他
・復職基本プログラム及び週の実施予定プログラムを全職員に周知し理解と協力を依頼する。
・関係者(利用者や家族)に復職のための取り組みであることを伝え、理解と協力を依頼する。
・業務の継続が困難、危険と判断した場合は退勤を命ずることがある。
・有給休暇の取得については、勤務時間軽減日においても1日とみなす。

こんな内容を了承して復職を始めました。私が復職することの周りの協力と理解をもらっていること、復職中は支援と調整を受けていること、これを頭に入れておくと「私は、安定して勤務することがまず求められている」と職場が期待していることが見えてきます。

就業規則に「復職について」書かれているかは確認しておくと良いと思います。就業規則に休職制度が書いていなければ「休職」ではなく「解雇」になるからです。

今でも忘れられないのは、復職支援(リワーク)の初回で「休職者1名出ると会社にとっては100万円の損失にあたります」と言うデメリットを教えてもらいました。復職は職業人の「転換期:トランジション」ではあり、大切な期間なんです。ですが、会社にとっては「休職してもらうけど、戻ってこられるのかのギャンブル」でデメリットが多いのです。

リアルな勤務時間と勤務分量

期間勤務時間勤務分量勤務内容休憩時間その他
8日間午前(4時間)1/4現場支援(1/2)・記録・環境整備プログラム中は嘱託医との月1回面談を実施
3週間(半月)午前〜午後(6時間30分)
水曜日のみ(4時間)
1/2現場支援・記録・環境整備45分
7週間(1ヶ月半)午前〜午後(6時間30分)
水曜日のみ(4時間)
1/2現場支援・記録・環境整備45分プログラム予定ではこの時期から8時間勤務だった
1ヶ月8時間勤務開始
水曜日のみ(6時間30分)
3/4現場支援・記録・担当業務(1/2)・会議1時間(週1回45分)中旬、主治医と相談しフロア替え
1ヶ月8時間勤務3/4現場支援・記録・担当業務・会議1時間
1ヶ月8時間勤務4/4現場支援・記録・担当業務・会議・研修1時間復職プログラム満了



こんな感じでした。当初は3ヶ月の復職プログラムでしたが、復職期間満了まで行いました。プログラム中は何の業務をしたかの箇条書き記録を毎日提出していました。

3週間目までは週1回、その後は月1回、上司と「勤務や体調どう?」と話し合いをしていたため、勤務時間や勤務内容、給与面の細かな設定を提案してもらいました。その時の上司のあたたかいメモは今も保管しています。私はここで自分に率直(アサーティブ)になる姿勢を試し、リワークからのエール

を思い出し体調面に正直になりました。

そのため「週の中日は半日勤務でいいんじゃない?」「○月までは中日の半日勤務でいいと思いますよ」との上司の細かな設定を受け入れることが出来ました。

*中旬のフロア変えについても、こちらを合わせてご覧いただけたら嬉しいです。

最後に

書いていて思うのですが、こんなに調整してもらえる環境は感謝でいっぱいですね。

適応障害の復職は「自分の知識や行動力+職場環境(制度、人間関係)」と「環境」も半分関わってくるなぁと資料を見つけてから思いました。

最近は「自分に合わない環境は変えよう」と辞める、場所を変える、逃げる、避けると言う意味合いで使われることが多いです。それも手段の一つです。私も使いました。自分が環境を作り上げることも、1つやってみて価値はあるかなと最近感じています。

週1回更新のブログが1年続いています。読んでくださる方、エールをくださる方のおかげです。ありがとうございます。

この記事が何かのお役に立てたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。

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