こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害や休職、復職を経験して、これは飄々と軽々と生きていけるんじゃないか?と学んだことや思ったことをコツコツお届けしたいと思います。
今回は2年前に武田友紀さん著「繊細さんの本」を読んでから、HSP(Highly Sensitive Person)という単語を知り、職場でもHSPについての紹介がありました。その後、ココヨワチャンネルのHSPアドバイザーRyotaさんの情報を知るようになり、私もHSPの性質にかなり当てはまるなと感じたポイントを書いてみたいと思います。
HSPで特に共感するところ
・美しい風景を見ると泣きそうになる
・芸術に深く感動する
人の気持ちがわからない(鈍感な)体験が幼少期からあり、感受性を深めれば人の気持ちがわかるようになるかもしれない!と大学時代に小説や映画を片っ端から観ていく時間を自主的にとっていました。そこでよりセンサーが鋭くなったと思います。
面白いものや綺麗なもの、絶景、芸術作品で凄い!と思うとすぐに「うわぁ~♪」と心や声に出してしまいます(漫画「ぼのぼの」のラッコのキャラクターがたまに言うような「うわぁ~♪」です)。
美術館や博物館、コンサート、ライヴ、舞台、ミュージカル、映像、映画、作家さん1つ1つ作る食器や雑貨などの作品、と芸術面にばかり惹かれてしまうのはこの性質があるのだろうと思いました。
・強い光や音、においに反応しやすい
・蛍光灯の強い光が苦手
突然の音(扉がバタンと閉まる音、ホラー映画の突然の叫び声や効果音)によく驚いていたり、料理に入れたお酒の香りや特徴的な食材の香りは食べるとなんとなくわかっていました。
10~20代は時に香りのするものもトライしてみたのですが「香りは人によって不快に感じる人もいる」と何かのメディアで知ってから、気軽に使えなくなり、高校生の頃から無香のものばかり使っていました。私自身は香りで体調が悪くなることはなく、香りのするものは好きです。
特に蛍光灯の光は年齢を重ねる毎に苦手になっているのかなと思っていました。
しかし、夏場は冷房の部屋を出て太陽の光に当たると、体温調整なのかクシャミが必ず出ます。横断歩道など白い箇所の多い道路を歩く時は太陽の反射が眩しくて仕方がなく、サングラスが必要だなと感じます。
光の強さは物心ついた時から実は苦手だったなと思い出しました。夜の蛍光灯は一番避けたいので、夜はどんどん柔らかい光にしています。
HSS型HSPで特に共感するところ
・知らないお店や土地に行くほうが行きつけのお店に行くより楽しい
・知らない人と話してみたい
知らないことを知っていく楽しさや面白さ、知らないことから作り上げていく楽しさを感じます。そのため、立ち上げや1回目というものを見つけると「作り上げることに協力したい」と言う気持ちになります。
知らない場所や知らない人との一期一会に心地よさや喜びを感じるため、旅行の計画でも知らない場所でどこを観光するか考えることも好きですし、1人旅も楽しんでいけてしまいます。
復職してから自分を改めて見直すと「知りたい気持ちと好奇心の塊」である自分がいることを知りました。
また、進学では友達と同じ場所に行きたいと思う人が多いと思うのですが、なぜだか「知っている人が誰もいない学校の方が色々な人と知り合えるから面白い。皆なんで一緒がいいんだろう?」と進学するたびに思っていました。
仕事でもやったことのないものにトライすることが多く、道はガンガン開拓するけれど、道を平したり、他の人でもできる方法を編み出すことは他の人にお願いしてしまいます。
HSS型を知ってから「あれ、私って飽きやすい部分もあるのかもしれないな」と新たな特徴も見つけました。
・変わり者と言われるが、それを否定せず喜ぶ傾向がある
これは学生の頃からありました。特に福祉業界に入った初日から「普通」というものがわからなくなりました。普通に話していた利用者さんが急に怒り出す場面に対峙したり、利用者さんが悲しさを表すためだったのですが胸ぐらを掴まれた場面もありました。
「あ、ここでは予想もしないことが起こるから、普通って概念はないんだ。自分を落ち着けるためにも、何か起こるかもしれないと心構えをしておかないとすぐダメになる」と頭に浮かびました。
10年以上福祉業界に身を置いてますが「普通さ~」と言う言葉が聞こえるたび「普通ってなんだろうな?普通なんてないんじゃないかな。私もみんなも異常な部分を1つは持っているんじゃないかな」と思うようになっています。
HSEで特に共感するところ
・人がすき、人に興味がある
・人と関わる仕事をしたいと思う
人に興味があるのは確かです。中学時代に必ず行う小さい子と触れ合う保育体験は嫌で嫌で仕方がなく(その割に子供が寄ってきてくれました)、20代後半までは人は苦手だと思っていましたが、それを振り返らせてくれるやりとりがありました。
仕事で障害を抱えた保護者の方とお話しをする時間の中で「ヒョーかるさんは人が好きなのね」と保護者の方が私に言ってくれました。
当時はむしろ人と関わることが苦手だし、克服するためにやっているのかもしれないと過ぎることもありました。
関係性ができている保護者の方であったため「いやいや、そんなことないです!」とつい全力で否定していました。
ですが、人の話を聞くことは好きで、この仕事もなんだかんだ自然に溶け込めることは事実でした。復職中に自分のキャリア・アンカーもわかり
、自分ではできないと思っていたことはそれなりにできることなんだ、大事に思っていることなんだと見える化ができてから、少しずつ納得していきました。
「人が好きなのね」と気づかせてくださった保護者の方へ感謝を伝えたいのですが、未だ勇気が持てません。(2023年8月、ようやくお伝えできました)
最後に
HSPのチェックリストは8~9割ほど当てはまるのですが、特に感じることを書かせてもらいました。
こんな資質があるなんて数年前は知りませんでしたが、より自分を知ることができるのは嬉しいことであります。そして同じような人がたくさんいることもわかって、心強い気持ちであります。
武田友紀さんの本でこちらも私は読みました。
この記事が何かのお役に立てたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。
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