こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害や休職、復職を経験して、これは飄々と軽々と生きていけるんじゃないか?と学んだことや思ったことをコツコツお届けしたいと思います。
今回は、ありがたいことに「リワークは個人でも申し込めるんですか?」と言うご質問をいただきました。
私も思い返すと書いたことなかったなと思い、今回はリワークでお世話になった臨床心理士さんから教えてもらったことと私の仕事の知識と共に書いてみたいと思います。
私がお世話になった、リワークの臨床心理士さんから教えてもらったことを次から伝えます。
リワークは大きく2種類ある
行政系リワーク
各県に1カ所か2カ所あります。東京は2カ所あります。
高齢・障害・休職者雇用支援機構という厚労省管轄の独立行政法人がやってます。
公務員は使えません。その他の人は無料で利用できます。
医療系リワーク
医療系リワークが参加する「日本うつ病リワーク協会」という団体がありますが、
ここのホームページからリワークをしている医療機関を探すというのが標準的な探し方です。
「日本うつ病リワーク協会」
番外編(就労移行施設)
またリワークとは別に障害のある人たちが使う就労移行施設があります。リワークが始まった経緯として、就労移行をリワークに発展させてきたということがあります。就労移行では仕事の仕方を教えることが主になります。
従来のリワークは
症状を治療すれば復職できるという考え方が強く、リハビリのウエイトが高い傾向があります。
当リワークでは「再発防止のセルフマネジメントができる」を目標にしています。
また、当リワークでは、生物-心理―社会モデルというものを基本として、症状は、生物学的なこと個人的なこと社会的なことの相互作用で起きていると考えます。なので、セルフマネジメントができるように、これらの相互作用が分かるように全体のプログラムが構成されています。
ただ、症状を治療するプログラムを集めているのではないということです。
私(ヒョーかる)が通ったリワークは 「通う人は基本的にセルフマネジメントができるビジネスパーソンとして考える」を基本としています。ストレスマネジメントは弱く症状はあっても、基本的にビジネスができる人という考えです。自己責任が基本で細かなルールで管理しない、です。
教えてもらったことはここまでです。
また、番外編の「就労移行施設」は障害福祉サービスの「就労移行支援事業所」のことです。
こちらは私も障害者福祉の仕事をしている中で、就労移行支援事業所が併設している場所もありました。そこの職員の仕事内容を見てきたり、利用する方の補助をすることもありました。
こちらは障害をお持ちの方が「一般就労」や「障害者雇用」「就労継続支援A型」という就労先へ行くため支援する場所です。
ですが、障害者手帳を持っていなくても「就労移行」で「医師の診断・定期的な通院があれば利用可能な場合があります」と書いてある場所もあります。そのような場所は見学もできるので、気になる場合は見学だけでもしてみると良いかと思います。
選ぶには何が決め手?
通うリワークを決める際には「自分は何が原因で休職に至ったのか」がわかっていると選ぶポイントが絞れると思います。といっても休職したてだったり、休職中は判断力も回復中の状態なので決めにくいと思います。もし、私のように適応障害などのメンタルヘルスで休職しているとしたら「医療系リワーク」を選ばれると良いかと思います。
行政系リワークは無料なのですが「8時間、週5日勤務作業できる状態に持っていくこと」で復職をOKとするようです。
人間関係面や仕事内容が合ってないと言う理由で休職した場合は、根本が解決できてない状態なので、復職しても再休職する可能性もあります。
もしご興味があれば「うつ病リワーク協会」の提携している病院リンクを貼っておくので、ご覧になってみてください。
最後に
自分の会社に休職制度があるのかわからない、と言う方は、一度就業規則に「休職」の項目があるか確認してみてください。
また、従業員50名以上であれば産業医が配置されます。ご自分で探すのが難しい場合は、産業医さんにリワークを受けたいので場所を紹介してもらいたいことを相談してみてください。
この記事が何かのお役に立てたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。
コメント