コミュニケーションの改善ってどうやるの?

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リワーク(復職支援)での学び

こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害や休職、復職を経験して、これは飄々と軽々と生きていけるんじゃないか?と学んだことや思ったことをコツコツお届けしたいと思います。

今回は、「重要な他者」との関係を変える選択肢の1つ「コミュニケーションの改善」ってどうしていくのか、書いていきたいと思います。

参考図書は引き続き、水島広子さんの「自分でできる対人関係療法」です。

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できるだけ「言葉」で伝える



間接的な言葉は誤解のもと


マ子さん、31歳。
 同居中の義母との関係で悩んでいる。同居時の約束で、家事は基本的にツマ子さんが担当しているのだが、義母はツマ子さんの家事のやり方がいちいち気に入らないようで、いやみばかり言ってくる。ツマ子さんは、食器を拭くのは乾いた布巾であるべきだと思っているが、義母は濡れ布巾で拭く習慣があるらしい。食器を拭いているツマ子さんの近くに立っては、「そんな乾いた付近で拭くなんて…」とブツブツつぶやいたりするので、ツマ子さんはすっかりうつ状態になってしまった。
 なんとかしてもらえないかと夫に相談したが、夫は「母にも悪気はないのだから、仲良くしてくれ」と言うばかり。さらには「君が言うことを聞いてくれない、と母親が落ち込んでいるから、譲ってくれないか」と言われる始末だった。




勝手に納得しない

モ子さん、会社員
 「夫は私が働いているのが気に入らないのだと思う」といつも負い目を感じている。それが夫婦関係の様々な局面に影響を及ぼしている。ところが、なぜ夫が共働きを気に入らないと思っているか、ということを聞いてみると、別にそうはっきり言われたわけでもないのだ。
 共働きのトモ子さんの家の冷蔵庫は、よく必要なものを切らしてしまう。すると、夫は冷蔵庫を開けて「まただよ、嫌になっちゃうな」と舌打ちをするのだそうだ。それがトモ子さんへの批判なのかたずねると、トモ子さんは「そうに決まっています。家事は女の仕事だと思っているからでしょう」と答える。

 ところが、夫に確認してみると、「最近物忘れがひどくってね。朝、冷蔵庫を開けて、今日は牛乳を買って帰らなきゃ、と思うんですよ。でも、すっかり忘れてしまうんです。記憶力には自信があったはずなんだけど、嫌になっちゃますよね」と言うのである。
 つまり、トモ子さんのことを批判しているのではなく、自分の記憶力の低下をぼやいているだけだということなのだ、共働きの是非についてたずねると「うちは両親も共働きでしたし、それが当たり前だと思っていますよ。トモ子が仕事をやめたりしたら、経済的に苦しくなって趣味もできなくなるから、勘弁してくださいよ」と言う。共働きが気に入らない、などと言うのは見当違いもはなはだしいと言うことがわかった。

相手はわかっているはずだと思い込まない

むずかしいときは手紙で伝える

最後に

いかがだったでしょうか?対人関係療法の視点からコミュニケーションを考えたり、対人関係を減らすとうつ状態は良くなることもあるという観点を3回に分けて書いてみました。

私は現在もコミュニケーション面で取り入れています。最近、仕事で悲しい出来事があり、リーダーとなる人へ「不満を伝える」のDESC法を用いて伝えました。数日おいて頭の中で処理しきれなかったので、言葉にして聞いてもらおうと「描写、表現、提案」と描いてから自分の言葉で伝えてみました。黙っていていいこともありますが、改善してもらいたいことや抱えきれない出来事は言葉にしていくことで、自分のメンタルケアにも大いに役立つことを復職して数年経っても、より実感しています。

この記事が何かのお役に立てたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。

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