こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害や休職、復職を経験しています。飄々と軽々と過ごせるような適応障害との暮らし方や気づきをお届けします。
今回は、適応障害と付き合ってきての暮らしを5つに分けて書いていきたいと思います。今回は「食事編」として、こうしたら食事について楽になったなと思ったことを書いていきたいと思います。
食べたくなくなった時は、食べられるものからでいい
食事を考えるようになったきっかけの1つでした。朝ごはんも食べられなくなったら無理に摂りません。
復職してから、冬の時期に朝ごはんが喉を通らない時期が2019年と2020年、2回ほどありました。1回目は、納豆ご飯・インスタント味噌汁・サラダ・果物が和食。パン・スープ・卵かソーセージ・サラダが洋食。と、いかにも朝ごはんというメニューでした。
私は朝ごはんを食べることは苦でないタイプなので、食べられない時はなんかおかしいな?というサインであるんだなと思います。食べられない時期、急にくるんですね。
休職・復職をしてなければ「食べなきゃ」という狭い考えに陥って、きっと心がゴチャゴチャしていたと思います。その時は「食べなきゃ」とならず「お腹が空くまで食べないでいよう」と思いました。そして、いつしか果物なら食べられるかなと感じ、果物2~3種類から摂り始めました。
朝に必要なミネラルやビタミン、鉄分を摂ると楽
食べられないくらい元気がないと、朝から調理をしたり包丁を使うことが面倒になってきました。果物や野菜を切ることも面倒になりました。以前、職場に居た同僚で「朝、起きたら台所に行ってフライパン持ってる」という方がいました。私にはできんです。
「並べるだけ、揃えるだけで済むメニューはないかな?」と思いながら、復職支援(リワーク)で教えてもらった「心に影響のある栄養素」が載っている「ココロの不調回復 食べてうつ抜け」を読み返しました。
「鉄分や必要な栄養素をそのまま摂れるもの、なんだろう」と探しました。並べるだけで完結するものは、私は今まで食べたことないものばかりでした。食べたことなくて未知だけれど、並べるだけで済むという楽さを優先し、始めは果物2種にナッツとドライフルーツ、好きなお茶2杯から始まりました。
今はナッツ・ドライフルーツ・麹納豆ご飯・豆乳でふやかしたオートミールのバナナと酢漬けレーズン添え。好きなお茶2杯。こんなメニューで朝を始めています。
夏場は食欲が落ちるので、麹納豆ご飯が甘酒豆乳ドリンクになったり、冬は太陽で作られるビタミンDが減るので、オートミールの代わりにビタミンD補給の干し椎茸のスープに変えたりと、季節で少しだけ変えています。
朝を固定すると夜だけ考えればいい
毎日メニューを考えることって、億劫ではないですか?
私は食事に対して5年間で「作り置き→1週間メニュー→糖質オフ→一汁一菜→旬もの一品」と変化してきました。3食考えるのは、決断の数が結構多いなと感じます。作り置きしていた過去を思い出すとヒェーとなります。
朝に必要な栄養素を摂っておくと、昼や夜はそんなに考えないでメニューを選ぶことができます。私は昼食は摂らず、夕方にエネルギー補給のパンなどの軽食を作ったり用意して摂っています。そのため、献立というか「何食べよう?」とメニューを考えるのは夜だけになり、かなり楽な過ごし方になりました。
「今日1日で何を食べたかな?」でいい
炭水化物を多くとっていた時は、満腹感が得られないなと感じるようになりました。
何を食べたか考えるようになると、外食などでメニューを選ぶ時は1日でまだ摂っていない栄養素のものを選ぶことが増えました。選択肢が決まってくるので、迷うことがここでも減りました。
スーパーで惑わされる回数が減った
朝が決まったもので、昼は食べなかったりパンのような軽食を作って用意し、夜は一汁一菜や旬ものを取り入れる。こんな変化になると、買うものが絞られてきます。
私はなるべく農家さんの野菜コーナーや今日使うものの見切り品に立ちより、そこで済ませることもあります。鮮度も良かったり少し値段が安かったり、また珍しい野菜もあったりと面白いです。
スーパーは色々見ることで疲れてしまうのと、人に影響されて手に取ってしまったり、宣伝文句や合わせ買いの値引き商品といった誘惑も多く、要らなかったものも買うことになります。
最近は魚屋さんや肉屋さんにも興味が湧いて、立ち寄るようになりました。スーパーと比べると値段は上がります。しかし、旬ものを教えてもらえたり、大きさが十分あったり、少しの味付けで十分美味しく食べられる旨みを感じます。余談です。魚屋で買ったイワシの蒲焼が美味しくできて、土用の丑の日は無理にウナギの蒲焼にしなくても、イワシで十分なんじゃないかと思う最近でした。
番外編
私は、畑で野菜を育てているので、その野菜がご馳走になって楽しみになったり、買い込みすぎや作りすぎを減らすことができました。また、決めるものが少なくなることで、判断する疲労度が変わりました。適応障害になって治療も個人差があることを実感しています。食事も同様なので、1つの例として捉えていただきたいと思います。
畑で野菜を育てることはとても勉強になりますし、旬ものを取り入れることで栄養も豊富な状態で摂取できるいいことがあります。また、旬を楽しむことが心地良くなってきました。
現在は、畑で野菜を育て始めたからか、直売所や地産地消のものにも関心が湧いてきました。直売所だと鮮度がいいです。その日のうちに食べた方が野菜にとってもいいのですが、直売所の野菜は長持ちするんですよね。なので大切に食べられるというか、美味しい状態で長くいただけるありがたさを感じます。
食事についてはこちらでも書いています。
この記事が、自分自身を認められるきっかけのお役に立てたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。
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