薬についてーくすりと上手に付き合うためにー

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リワーク(復職支援)での学び

こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害や休職、復職を経験して、これは飄々と軽々と生きていけるんじゃないか?と学んだことや思ったことをコツコツお届けしたいと思います。

今回は薬について当時リワークの中でもリクエストのあった話題を保健師さんがしてくれたため、その内容について書いていきます。

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心療内科でよく聞く症状

  • 不安
  • 眠れない
  • 息が苦しい
  • 便秘
  • 頭痛
  • 食欲低下
  • 気分が晴れない…

くすりはどんなものが処方されるか?

西洋薬とは?

  • 化学物質の集合体であり、法律(医薬品医療機器等方)で定義されている。
  • 症状に対してピンポイントで対処できる。
  • 医療用医薬品は、医師の処方が必要であり、効果が高い分取扱いには注意が必要。
  • 一般用医薬品は、薬局等で購入し、自らの判断で使用する医薬品。安全性が確保できる配合によるものが多い。

漢方薬とは?

・薬効のある植物、鉱物、貝類などの生薬が原料の薬。

自己治癒力を高めて治す。

  • 気:生命のエネルギー(自律神経系、消化器系)
  • 血:血液の流れ(血液の循環、ホルモン系)
  • 水:体液の流れ(血液以外の全ての水分)の過不足を見て、処方される(むくみの程度を見ている)。

依存性があるって聞くけど

依存性があるって聞くけど2

くすりの依存しない方法

くすりに依存する前に原因を対処する

  • 薬を途中で止めると薬剤耐性菌ができてしまう。
  • 薬は高温、湿度、直射日光が苦手。成分が変わってしまう。
  • 飲み忘れたときは、2回分飲むと副作用が出ることの方が怖い。

くすりを飲み忘れた時に注意すること

飲み忘れたタイミングで飲む場合

・1日3回服用の薬→4時間以上の間隔

・1日2回服用の薬→6時間以上の間隔

・1日1回服用の薬→8時間以上の間隔

次からいつも通り飲む場合

* 飲み忘れた場合の対処法も医師に聞いておくと安心です。

サプリメントとの上手な付き合い方

サプリメントとは栄養補助食品とも呼ばれ、ビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養摂取を補助することや、ハーブなどの成分による薬効が目的である食品である。

・薬ではないため、似ている効果の薬の内服の指示がある時は薬を飲む必要がある。(例:睡眠薬とよく眠れる効果があるサプリメント)

あくまで補助的食品。3食でバランス良く栄養摂取をすることが原則。

くすりの飲み方(5R)

飲み薬の飲み方

飲み薬はコップ一杯の水で飲みましょう

・水なしで飲むと、薬がのどや食道に引っかかり、食道炎や胃潰瘍を起こすこともあります。特にカプセルはくっつきやすいので注意が必要。

・水の量が少ないと…
薬の吸収が低下したり、遅くなったりして薬の効き目に影響があります。

・水以外はダメなの?
お茶やジュースで飲むと、含まれた成分との相互作用で、薬の効果が変わることがあります。(鉄剤は、お茶のタンニンと反応してしまうため水がいいです。)

・服薬後30分経った時に吐いてしまったら、医師に相談。直度なら新たに飲んで。

・飲むと具合悪くなるという人は医師に相談。他の方法を取ってくれるかも。

・コーティングされている場合もあるので、効く時間が変わってしまうので砕かない方がいい。

医師へ相談する時に…

・困っていた症状について、楽になったか?変化はあったか?

・副作用はあるか?日常生活に困っていることはあるか?

・正しく内服できているか?

・内服時間に無理がないか?

・患者さんの薬に対する要望は?

「本当は飲みたくないけど、処方されてるから飲む」だと飲み忘れが出てしまう。

うまく伝えられなかったケース

自分で気づけない副作用も…

医師へ相談する時に…

  • 困っていた症状について、楽になったか?変化はあったか?
  • 副作用はあるか?日常生活に困っていることはあるか?
  • 正しく内服できているか?
  • 内服時間に無理がないか?飲みにくさはないか?
  • 薬に対する要望は?

〈初めて受診する時に伝えると良いこと〉

  • アレルギーがある場合→伝えた方が良い。
  • 別の薬を服用している場合
  • 健康食品を利用している場合
  • 妊娠中や授乳中、あるいは妊娠の可能性がある場合。
* くすりの効果が正しく出ているか知るために大切な情報です。
* 正しくくすりを使用するために、正確に伝えましょう。

・血液の薬+グレープフルーツ→血圧を下げすぎてしまう。

・血液サラサラ+納豆→止血剤になってしまう。

最後に

いかがだったでしょうか?

私は心療内科ではあまり薬は使用しませんでしたが、風邪を引いた時の抗生物質でお腹を下すことが続いたことがありました。そのことを伝えたら別の成分でできているくすりに変えてもらい、お腹を下すことがなくなったこともあります。

その出来事がある前は、なんとなくお薬手帳を持っていましたが、「何の薬を飲んでいたのか?」を知る履歴として大切なんだなと感じた記憶があります。

今は病院にかかることはグンと減りましたが、薬を飲んだ後の症状を自分で把握しておくこと。それを「気のせいかな?」と流さずにしておくこと。薬の変化かもしれないことを率直に診察で伝えること。これが患者が行う役目かと思いました。

雑談です。私は福祉職で薬に関わることもあります。薬の変化は時間の経過も必要になるので、いつもと違うからと、自分や同居の家族の判断でくすりを変えるのは危ない行為だなと職業柄感じます。なかなか安定しないからと1週間ごとにコロコロ変える方も見かけます。薬の種類を短いスパンで変えていって良くなっている話は見聞きしたことがありません。仕事と一緒で薬についても、医師に報告・連絡・相談ですね。

この記事が何かのお役に立てたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。

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