こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害になり休職、復職を経て、週末は借りている畑の世話をしながら現在も同じ業界で働いている30代です。
今回は、畑と食を通じて思っていたことをお伝えしたいと思います。
給食嫌いの思い出。今も苦手。
私は今も食べることより作ることの方が好きです。
遡ると小学校に通う年齢の頃です。給食が出ますね。給食を楽しみにしていた方も多いと思います。
私は給食の時間が苦痛で仕方がありませんでした。小食であること、育った家庭では「ゆっくり食べていいよ」と両親が言ってくれたことに加え、晩酌をする父親と話しをしながら高校~大学まで過ごしていたので食事は1時間コースが当たり前でした。
学校に進学すると給食の時間はおよそ20~30分ですね。まぁ食べきれないわけです。そして食事量は体格が異なっても同じ量。私は半分の量が精いっぱいでした。現在はないのかもしれませんが、残って給食を食べることなんてざらでしたし、食べ終わってから休み時間を過ごした日は小学校6年間で片手を数えるほどでした。
また、青空給食という外でお弁当を食べる謎の行事が年に2回ほどありました。お弁当は大人が食べる量に当時の私には見えて、給食よりも多く感じました。食べ終わった人から公園で遊べるのですが、案の定私はお弁当と向き合って終わる時間なので楽しくもなにもなかったです。
中学校では更に苦痛になり、完食できたのは年に1回くらいでした。全体量の1/3が精いっぱいで果物だけは食べやすかったので、いらない子から引き受けて食べてました。
ですが、その中にも楽しみがあって、先生の周りで給食を食べない手のかかる子(単語で言えば問題児や発達に遅れのある子)、その子達が楽しそうに話しをしていたのでおなか一杯で暇な私もいつの間にかその輪に入っていました。何を話したか覚えていませんが、心地よい時間だったのは覚えています。
先生も時間になったら「席もどれー」と言うくらいで、受け入れていたのかあきらめていたのか、そんな時間もありという認識でいました。給食はやはり嫌いですが、その時間に救われた学生時代でした。
現在も仕事で食事が出てくる本当にありがたい環境なのですが、10分以内で流し込まないとならないので好きではないです。頭もクリアにならないのでいらないと思う日もあります。流し込むってなんですかね、食事って楽しいもんじゃないんですかね。
たまに出る食事嫌い
また、休職中、生産性ないのに食べている自分に対して「家畜」と感じたことも相まってより食べることのネガティブイメージがついた時もありました。
そして今週、胃腸が疲れたことと欲望に素直になってハンバーガーやパンを食べたことが重なって、おなかが空く感覚があまり感じられない1週間でした。胃腸が健康のバロメーターだと感じるので、不調になると「食べなきゃよかった」と「食事ってめんどくさい」と頭にかすむ時がありました。
畑の野菜たちの姿をみて
借り始めた畑に行って帰る前に、いつの間にか野菜たちに「また来るから元気にしててね」と小声をかけている自分がいました。先日、秋冬野菜の準備をするため、枯れたきゅうりやトマトの片づけをしました。片付けをしながら「ありがとうね、夏を楽しませてもらったよ」と声に出していて、作ること育てることの充実感を味わっていたんだなと振り返りました。
この野菜で何を作ろうと考えて作ることは楽しいし、出来すぎた野菜は人におすそ分けもしました。コロナ禍、自炊が多いので、YouTube「一人前食堂」チャンネルの魅力ある料理で外食気分を味わえたり、素材の味を噛みしめることは楽しみでした。
改めてこの夏「自分が必要な分だけあれば私は満足で、作ることが好きなんだな」と思えました。週末に作り置きおかずを一生懸命作りすぎてしまうこともあるのですが、「無理に作り置かなくていいじゃん」と少し捉えなおしました。この秋は作りたい欲と胃腸のバランスをとっていけたらいいなと思いました。
そして何より、命をいただくことのありがたさを、畑を通じて感じました。
きゅうりとトマトの片づけをして驚いたのが、根っこがロープのように長かったのです。引っ張っても引っ張っても出てくる長さで、植物の生命力の強さを思い知らされました。
水を上げなくても地中の水分や養分をこの根っこで吸って、40cm台のお化けきゅうりや長さ5cmのアイコトマトがぼこぼこ出来たんだなと思うと、野菜の力強さを感じました。そうすると作りすぎ買いすぎで無駄にすることは植物に失礼なことなんだと思いました。これから秋冬野菜を作るので、感謝をしながら成長を見守りたいと思います。
作る>食<会話
人と食事するのは大好きです。きっと、食事は話をしながら1時間コースで育ったこと、中学時代の会話の時間で感じた楽しかった思い出があるためなんだなと。
私には「食」は「作る」と「会話」が不随して楽しみにつながるんだなと書きながら気づきました。
最後までよんでいただきありがとうございます。お気に召していただけたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。
コメント