こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害や休職、復職を経験しています。飄々と軽々と過ごせるような適応障害との暮らし方や気づきをお届けします。
今回は、早く年を重ねたいと思った理由を書いていきたいと思います。まだ葛藤中の部分もありますが、最終的には捉え方の変換をしています。
早く歳を重ねたいと思った2つの出来事
大学時代
音楽療法の勉強をしていました。セラピストは、経験値があるほど引き出しが多くなることを知り「経験値が上がることは、歳をとること」と大学生の私は結びつけていました。
この頃は、純粋に前向きな気持ちで歳を重ねて引き出しを増やし、クライエントと向き合いたいと思っていました。
30代を過ぎて
- 大学生から社会人の数年間はよく未成年に見られ、お酒を飲む場合は年齢確認を受けてました。今年もありました。
- 結婚していた頃は指輪をつけていたためか、年齢確認などされることは減りました。
- 1人旅をするようになると、大学生と間違われました。
- 極め付けは産業カウンセラーの勉強をしている時に、家庭不破や家庭問題をカウンセラー役として聴くことがありました。ロールプレイ終了後に「こんな話してごめんね」と言われたことがありました。「ごめんねって何にだろう?私も一応あなたと同じような環境の経験を積んでるんだけど…見られないだろうな」と感じました。
年相応に見られない異物感
わがままを、ない物ねだりを承知で書きます。歳相応に見られないことってチクチクとコンプレックスのように積もってくるんですね。肌や髪質は嘘をつかないので、30代の肌や髪質になってきたなと実感しています。
- 「苦労してないのかな」反対に「苦労しているように見えるのかな」
- 「幼いのかな」逆に「老けているのかな」
- 「無知だと思われているのかな」または「人生経験豊富に見えるのかな」
相手に悪気はないのですが、10年も低かったり高かったり見られると地味にチクチクきます。これも私の受け止め方次第です。まだ若く見られるんだ!とプラスに思う時もありますが
実年齢を伝えると
「えー!…」
一瞬、時が止まる間が心地悪いのです。目を見開いて本気で驚かれた表情を見ると心地悪いのです。異物と見られているようで。
心地悪さに腹落ちしたアニメ
この「異物」と見られているように言葉でしっくりきたのが、アニメ「魔法使いの嫁」の一場面でした。
アニメ15話に出てくる人間に取り違えられた妖精、医者のキャラクター(シャノン)の言葉でした。シャノンは人間に取り違えられて医者として人間界で過ごしていました。ですが、妖精は歳を取りません。変わらないシャノンの様子に周りが気味悪がり、シャノンは居心地の悪さを感じました。
「あまりに老いないと、怖がられるものよ」と主人公にこぼしていました。
この場面がとても印象に残り「気味悪がられている、異物感」それだと思ったのです。さすがに、自分を妖精さんだとは思っていませんよ笑。
自分もラベリングをしている
経験値=歳を重ねる、とは断定出来ないんですよね。現しているのが私自身。
「若く見られてる」→「実年齢を伝えて驚かれる」→「結婚と離婚、休職や復職をしていた」→「更に驚かれる」
これは見た目年齢で「若いだろうバイアス」がかかって、更に大きなライフイベントを経験していることを伝えて驚かれるんですね。勝手に「20代ならこれくらいの経験だろう」「30代ならこれくらいの経験だろう」とラベルがあるんですかね。きっと大学生の頃の私は太字のようなラベリングをしていたんだと思いました。
最近、旅行をしてきた中で宿泊先の女将さんと話す時間がありました。年齢を書く欄はありませんでした。きっと20代と見られ、これからも頑張ってねという意味で言葉をいただきました。30代なんですと伝えようか迷ったのですが、伝えませんでした。
その私の裏には「30代になって平日に休みをとってフラフラしているの?」と見られることにビクビクしていたからです。でもこれって自分の中に出てきた言葉なんですよね。女将さんと話していても価値観に広がりのある方だったので、「30代になって平日に休みをとってフラフラしているの?」の8割は自分の捉え方でした。こんな言葉が浮かぶのはまだラベリングしているんですね、自分に厳しいんですね、平日に旅したっていいじゃないですかね。
年齢に囚われることはないな
若く見られるっていいことも悪いこともあるけれど、捉え直しをするとしたら、年齢にこだわることないなと、今から新しいことやっても全く問題ないじゃないと思うのです。
ここまで書きましたが、今のままで日々過ごしている私が気に入っています。いくつになっても経験して成長したいですし、「普通って何だろう?」と思うようになったのかもしれません。
「普通って何だろう?」についてはstand.fmというラジオアプリでも話しています。よろしければながら作業のお供にお聞きくださると嬉しいです。
この記事が何かのお役に立てたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。
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