復職支援(復職中)で印象に残った言葉5選

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復職の経験談

こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害や休職、復職を経験しています。飄々と軽々と過ごせるような適応障害との暮らし方や気づきをお届けします。

今回は、復職支援(リワーク)を受ける中、今も印象に残っている言葉があるなと気づいたので、そんな言葉について書いていきたいと思います。

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休職者1名出ると、会社は100万円の損失になる

リワークの初日に伝えられた内容です。人材を育成してかかる費用だったか、人材1名が会社に利益を生む費用だったか、忘れてしまいました。休職・復職者に課せられた使命のように、ずっしりと心に残り目が覚めました。

休職したては「なんで私がこんな目に!」と職場やストレス反応が出た環境に恨めしい気持ちが出ます。その後「自分がいけなかったんじゃないか」と自分を責める段階に移ります。

「これだけかけて戻ってくることを会社は期待しているんだ。そこに向けて準備していこう」という前向きさと結果がどうなるかわからない不安、両方抱えながらじわじわと納得していきました。

こちらでも少し触れています。

自分を変化させる時や何かが変わる時には「違和感」を感じるんだよ

リワーク中によく耳にしていた言葉でした。特に、新しいコミュニケーション技術を知識として知り、実践していく時には、この言葉がいつも響きます。違和感を感じることは大きなストレッサーです。

元に戻りたくなるけれど、当たり前の感覚なんだよ、と気づかせてくれます。仕事や日常面で挫けそうな時、思い出す言葉です。

こちらでも書いています。

相手が何を期待しているかを知ることが、復職への第一歩なんだよ

特に対人関係療法や交流分析、アサーティブコミュニケーションの講義、そして復職面談に向けての話題で耳にしました。

自分がやりたいことと、相手がやって欲しいことの期待がずれていると、それもストレスになる。そして評価にも響く。

小さな業務でもまず「相手が期待していることを知る(聞く)」がスタートになります。これを知ってから「いつまでにやるのか」「どんな仕上がりにするのか」を聞く経験ができるようになりました。また、自分にも「人に、この場に、私は何を期待しているのかな?」と自分にも向けて振り返ることもありました。

頑張りすぎてしまって、ここ(クリニック)にいるけれど、その+αはあなたのボーナスになります。その+αが役に立つことがあるので無駄にはなりません

ビジネストレーニングの中盤でもらった言葉でした。メンタルヘルスを損なった現状もあるけれど、頑張ったことは役に立つことがあるから無駄じゃない、と事実を肯定してくれる言葉でした。

復職しても役に立つことがあるよ、と未来に目を向かせてくれる言葉でした。いよいよ復職に向かう時、とても背中を押してくれた言葉でした。そして、復職後はその+αの恩恵を感じる出来事が、要所要所でありました。

こちらでも書いています。

「成熟とは、自分が大勢の中の1人であり、同時にかけがえのない唯一の自己であると言う矛盾の上に、安心して乗っかっていられることである」中井久夫(医学者・精神科医)

医学者・精神科医、中井久夫さんの言葉です。大事にすることは大事にして、折り合うところは諦める。リワークの臨床心理士さんが熱弁されていた内容です。

リワークは「社会的成熟」を目指して復職をしていくことが目的。理論と現実のギャップをフォローアップでディスカッションする場所だと仰っていました。

「折り合いをつける」ことを学んだ言葉です。きっとこの矛盾の上にいながら、折り合ったり、やはり大事なものだと争ったり、葛藤と付き合いながら生きていくのだろうなと、今はぼんやり思っています。

中井久夫さんは2022年の8月までご存命でした。88歳でした。

こちらでも書いています。

番外編:今日は人生で一番若い日です

復職中に残った言葉です。YouTubeリベラルアーツ大学、両学長の言葉です。

年齢を重ねるのは当たり前だし、抗えないけれど、今日が一番若いんだよ、やれることはやっていいんだよと大きな風を送ってくれる言葉です。何度「やってみよう!」と思えた言葉でしょう。

この記事が、自分自身を認められるきっかけのお役に立てたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。

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