僕は君たちに武器を配りたいを読んで

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本の感想

こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害になり休職、復職を経て、週末は借りている畑の世話をしながら現在も同じ業界で働いている30代です。

今回は、「瀧本哲史さん著:僕は君たちに武器を配りたい」を読んで感じたことをお伝えしたいと思います。こちらはYouTuberアバタローさんが紹介していた本でした。10年前の本ですが、強烈に残ったこと3つに分けたいと思います。


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「コモディティ化」

市場に出回っている商品が、個性を失ってしまい、消費者にとってみればどのメーカーのどの商品を買っても大差がない状態。これを「コモディティ化」と呼ぶ。

「僕は君たちに武器を配りたい」瀧本哲史:著

これが働く人材にも当てはめて言えるとのことです。

市場に出回っている人材が個性を失ってしまい、企業や会社にとってみれば、どの人材を選んでも大差がない状態。

書き換えるとなんだか怖い状態だなと感じました。横並びがよしとされる日本教育ですが、これに沿っていると「どの人材を選んでも大差がない状態」になるんです。言い方が悪いですが「誰でもいい」という意味合いですね。

なので、「あなただから出来ること。あなただからできる仕事」を見つけていけるといいのです。本書では「スペシャリティになること」と書かれていました。

私はこれは弱みも強みに変えられると感じました。

私でいえば「適応障害になって寛解+離婚歴あり+リワークを受け+復帰して3年経過、リーダー配属」の福祉業界の人材、が今のところ私のスペシャリティかと思っています。ポジティブすぎですかね。

後は実績のみでいうと「音楽療法を用いた音楽活動提供+相談支援経験によるクライエント対応+福祉サービス紹介+カウンセラー資格で学び実践した傾聴力+リワーク知識で獲得した認知スキル」といったところですかね。まだ掘り下げ不足だと思います。

Noteというプラットフォームを見ていて「自分のコンテンツ化」とはこういうことかもしれない?と思いました。

「奴隷の勉強」「リベラル・アーツ」

「英語・IT・会計知識」の勉強というのは、あくまで「人に使われるための知識」であり、きつい言葉でいえば「奴隷の学問」なのである。

「僕は君たちに武器を配りたい」瀧本哲史:著

強めの言葉選びでびっくりしました。私は上記の勉強からほど遠い道を通ってしまったので、逆にこの勉強をしている方々は羨ましいと感じています。

本書ではリベラル・アーツを学ぶ重要性を書かれていました。

リベラル・アーツでは、人類が歩んできた歴史や、過去の英知の結晶である哲学、芸術や文学、自然科学全般について勉強する。

幅広い分野の学問を学ぶことにより、「物事をさまざまな角度から批判的に考える能力」問題を発見し解決する能力「多様な人とコミュニケーションする能力」「深い人格と優れた身体能力」などの力を身につけることを目指す。

「僕は君たちに武器を配りたい」瀧本哲史:著

とーってもまとめて言ってしまうと「自分で考える力」をつけろ。それを継続して様々な人と関わることで価値観を広げ、自分の人格を広げよと私は解釈しました。

リベラル・アーツは自由の学問と訳されています。どこかのメディアで載っていたことや父親と話していたことを思い出しました。AIは「人間が考え出したもの」には勝てないこと。

奴隷の学問はAIが出来ることが多いと思います。ですが、人間が編み出したアイディアやコミュニケーションで得られる効果や体験はAIでは代替えできない。そこは人間の強みなのです。この部分を伸ばしたり、見つけたり、蓄えることはきっと気が付いた時から行うと、将来の自分に役に立つと思います。



「マーケター、投資家目線で仕事を選ぶ」

マーケター目線は顧客の需要を満たす人になること。加えて、新しくないものの組み合わせで「差異」を作れる人になること。

投資家目線は、これからこの業界が伸びると予測して自分の身を置く、逆に伸び悩んでいくと予測する業界からは自分の身を引く。

この2つの捉え方でこれからの就職、転職していく時に役に立つ、生き残る時の武器になると解釈しました。始めに書いた「コモディティ化」にならず「スペシャリティ」になるためにも繋がる考えだと感じました。

最後に

他にも「日本人で生き残る4つのタイプと、生き残れない2つのタイプ」という章も興味深かったです。

終身雇用の終焉、長寿化によるキャリアレインボーの再構築、予測できない変化「ゲリラ戦」に向かう我々に向けた武器をこの本は教えてくれました。私はここに書いてある内容とは程遠いキャリアを積んでいますが、今だったら経済学部、社会学部の知識に関心が出てきたところです。

最後までよんでいただきありがとうございます。お気に召していただけたら幸いです。

また次の記事でお会いしましょう。

 

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