こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害になり休職、復職を経て、週末は借りている畑の世話をしながら現在も同じ業界で働いている30代です。
今回は、リワークで「卒業生のその後」を話すために原稿を書いていて、ハッと思い出した内容がありました。自分の振り返りとともに職場復帰を考えている方への気づきに繋がればなと思いお伝えします。
復職への第一歩
私は2018年2月~6月までリワークに通っていました。職場復帰をする前のリワークで渡された資料やリワークのスタッフさんから言われた言葉が今でも残っています。
「相手が何を期待しているかを知ることが、復職への第一歩なんだよ」
吉野聡さん著「職場復帰を成功させるための30日ノート」の中でこんなことが描いてありました。
「職場の位置に立てば、またいつ休むかもわからない労働者に、重要で責任のある仕事を任せられるわけはありません」
「毎日休まずに良好なコンディションで出勤し、与えられたタスクをきちんとこなし、決められたルールに従って職場で過ごすことなのです」
「職場復帰を成功させるための30日ノート」 吉野聡:著
という内容が産業医面談前の私にとって、気を引き締めるきっかけになった内容でした。
復職面談で期待されること
「産業医面談で復職可能の判断をもらいたい」は本音です。
そして「休職前のように頑張って働きたい」というのも本音です。
でも、休職前のように頑張っていたら体を壊してしまったので、その状態になる働き方を職場は求めていないのです。
職場が求めていることは…「頑張りすぎないように、休まないように戻ってきてね」ということなのです。
産業医が求めていることは「再発しないでね」ということなのです。
職場からすると「また休んでしまうかもしれない」という不安な人材が戻ってくるのです。不安を取り除くには、安心を相手に感じてもらうことです。そのため、復職後の向き合い方は安心して仕事を任せられる人と印象を伝えるため、良好なコンディションで出勤することが大切なのです。
今回の場合、相手は職場なので、職場が期待しているものを復職者が与えていくと、以前のように仕事が出来る状態につながるのです。これは、相手が人の場合でもとっても役に立つ考え方です。
リワークで話そうと思ったきっかけ
私は今回、「リワークで卒業生のその後」を話そうと思ったきっかけは、リワークを卒業してから数年間「自分の経験が役に立たないかな、発信したいな、伝えたいな」という気持ちがずーっとあり、文字やネット媒体で伝えることもしたいのですが、ハードルを高く感じていました。
まずは一歩として、自分の言葉で伝える経験をしよう、伝えてみようと思えたのです。きっかけは黒田悠介さん著「ライフピボット」を読んだことです。
リワークに話をしたい旨を伝えてから、原稿を書き始めました。自分がここまでたどってきた話をしようと書いていました。しかし、何かが足りないなと感じ、冒頭の「相手が何を期待しているかを知ることが、復職への第一歩なんだよ」という言葉が頭にぱっと浮かんだのです。
「そうだ、相手に伝えたいのに、相手が何を求めているかを知らないと伝わらないじゃないか」と気が付いたのです。
どんなことをリワークに通っている人が知りたいか教えてほしいことをスタッフさんへお願いして、現在、その返事を待っています。
最後に
おそらく私の発信活動の第一歩になるかと思うので、とても楽しみにしています。どんな結果になっても、良い経験が出来るんじゃないかと思っています。そのような環境に携われることに、ありがたさを感じています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。お気に召していただけたら幸いです。
また次の記事でお会いしましょう。
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