こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害や休職、復職を経験し、転職をしました。飄々と軽々と過ごせるような適応障害との暮らし方や気づきをお届けします。
今回は、3つほどに分けて上司(特に管理職・人事部)・会社に知ってほしい「休職者の姿や本音」より、ポイントを書いていきたいと思います。私の経験談と伺った話を中心にお伝えします。
Q「いつ戻れるの?」
A「復職できるよう努めますが、私もわかりません」
初めて休職する立場は何もかも初めてなので、どう進んでいくのか主治医やリワークのスタッフに教えてもらいながらでないとわかりません。
何回か休職している人は「今回はどうなのだろう?」と不安でいっぱいなので、わからないかと思います。どうなるかは未知数です。
そう思う理由として、数ヶ月経って順調に軌道へ乗れる人と乗れない人がいます。
私は乗れませんでした。その内容はこちらから。
Q「何で休んでるのに、疲れるの?」
A「日常生活を送ることも、精一杯なのです」
実は一番知ってほしいことです。
・眠ることもできない状態になっているので、食事をすることはもちろん、身支度をする、もう少し分解すると顔を洗うことも一苦労です。疲れちゃうんです。 ・当たり前の日常が送れなくなって、ベッドや布団へ横になる。 ・家で過ごすことで精一杯、動けない、そんな状態なんです。
あまりイメージしにくいと思います。結構見過ごされがちですが、とても痛切な状態です。
Q「人が足りないから来週から戻れる?」
A「申し訳ないけれど、会社の都合で焦らされると動揺します」
私の場合はありませんでしたが、「来週には戻って来られる?」と聞かれることもあるようです。
私は幸い、体の怪我や入院の経験はありませんが、例えば、体の怪我や入院で仕事に復帰するにしても、リハビリ期間がありますね。もちろん体の怪我や入院でも、メンタル面でダメージを受けます。
メンタルヘルスの疾患は体の怪我や入院の数倍「心の準備」が必要に感じます。理由は目に見えて治った、寛解したこと(病気による症状が消えた状態)が見えにくいからです。
見えにくいので本当に困ります。頭の上に吹き出しだったり、アクションゲームのようにHPとMPが見えていてほしいと思ったのは私だけではないはずです。
Q「連絡って、必要あるの?」
A「月1回くらいでお願いします」
多すぎても負担になります。私の場合、初めは月1回電話にて、数分のやり取りを施設長が行なっていました。
その後、電話から対面でやり取りをする、嘱託医面談を受けるために職場へ行くことへ変わっていきました。その間は電話ではなく、職場に出向いた時に施設長と数分話すという方法でした。
管理職が休職者に対して連絡することは、やらないとならない業務なので、休職者の方も知っておいてください。
Q「元々いたポジションでいいよね?」
A「原因となった環境が改善、変わっていて欲しいです」
私の場合は、業務量過多の部署から異動ができたので助かりました。業務量も勤務時間も私は1/4から始めることができました。
「業務量」「勤務時間」「所属先の人間関係」ゼロにするのは現実的に行えないので、軽減された状態で始められることを切にお願いしたいです。
私はこんな風に始められました。
最後に
人を管理する立場の方からすると、ここまでの内容は呆れられてしまうかもしれません。
これは管理する立場の方に向けたメッセージでもあり「復職を焦っている人」へのメッセージでもあります。
復職を焦ることは、自身を客観視できていない状態です。焦った状態で、リアルタイムに降りかかる業務や休職の原因になった場面に遭遇した際、自分を客観視できるでしょうか?
復職したらゴールではなく、安定して勤め続けることが目標です。
休職になった原因は復職中、遅かれ早かれ、どこかでぶつかります。ぶつかった時に「私の原因はこれだ」と気がつき、対処する行動に移せる状態が「復職できる状態」だと経験者は感じます。
この記事が、自分自身を認められるきっかけのお役に立てたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。
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