もしかして、適応障害?会社で”壊れそう”と思ったらを読んで

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本の感想

こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害や休職、復職を経験して、これは飄々と軽々と生きていけるんじゃないか?と学んだことや思ったことをコツコツお届けしたいと思います。

今回は「もしかして、適応障害?会社で”壊れそう”と思ったら」森下克也さん著を読んで、大事だなと思ったことを書きたいと思います。


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地域産業保健センター

職場に助けを求めても埒が明かない場合に頼れる場所です。

企業や事業所には職場環境改善や相談窓口を整える努めがあります。実際は知識や経験で知らない職場や上司が多いこと、制度を知らない職場も多いため、全ての職場が対応できる状況にはなりません。そんな時に使ってほしい場所です。

地域産業保健センター 

労働安全衛生法 

この場所を効果的に使うには、医療機関を受診し主治医を持ちます。

主治医を通して事業場と環境調整についてやりとりをします。取り合ってもらえない場所に労力をかけることはエネルギーも時間ももったいないです。私も知らなかった知識でした。

ダラダラ期にやること

休職中の期間を3つに分けていて、気に留めた方が良いことを挙げていきます。

怠けることで今後も怠けてしまうのではないか?初めてやることなので不安ですよね。だから怠けることに臆病になりませんか?

私は復職支援(リワーク)の対人関係療法の単元で「病者の役割」を知ったことで気持ちが落ち着き、自分が今やることに目を向けることができました。

(病者の役割について)

このダラダラ期間、私の場合は1ヶ月と2週間ほどありました。やったことは…

  • 6~7時に起きる
  • 朝ご飯を食べたら、自宅の最寄り駅まで通勤練習
  • 最寄り駅のカフェで30分読書する(紅茶や恐竜に関する本)
  • 映画を家で見る(パンとスープと猫日和、めがね、など)
  • お昼ご飯
  • 通院があれば通院。なければ、特に何もしない。
  • 夕方に散歩、ラジオ体操
  • 夕食食べたら、入浴、時間になったら寝る

こんな過ごし方をしてました。

こちらにも表にして書いてます。

私の場合は実家を頼ることができたので、本当にありがたい環境でした。

午後なんて本当に何もしてません。だんだん何もしないをしてくると「暇だなあ、図書館なら無料だし過ごせそうだな」と図書館に行くようになったり、幼少期から習っていた「ピアノでも触るか」とビクビクしながら触りました。

仕事に関することは一切せず、上司からの定期連絡も月1回でした。

そういうことを続けてから、この頃、心配してくれた職場の戦友や報告したい親友たちには自分が疲れないペースで会う予定を作って会いました。


なぜダラダラした方が良いかと思うのか、もう1つ理由があります。

自分が仕事をできる状態にする目的で生活環境を変えるために、一番最初にやったことがありました。それはパートナーとの離婚手続きです。こちらはやり終えた後に本当に疲れ果ててしまいました。

人間関係が拗れることは双方に原因と理由があります。自分の傷を抉るような作業でしたし、相手と向き合わないとならない場面が多く、本当に辛かったです。よくやってました。

忍耐力と突き詰める集中力、分析力はあると自負していたため「私ならこれに対して分析して突き詰めて前に進めることができるでしょ」と鼓舞してました。

後悔はありませんが、やはりダラダラ期に「頑張ってしまうこと」はお勧めしません。



活動期にやること(感動の演出)

1、快を得る行動

好きなことをして快感を得る行動です。

私の場合はピアノを弾きながら歌うことだったり、図書館で紅茶の本を読むことでした。次に行きたかったカフェなどの場所や好きなアーティストのイベントに行ったことでした。

本を読んでいて、現在習慣になっている朝散歩がまさに活動期にやる「感動の演出」にぴったりだと思いました。

朝散歩で見つける草花や自然の音や光、香り、風の強さ、鳥の鳴き声、と小さなことに気がつける感動がまさに感動の演出でした。

こちらは「来週はどんな花が咲いているかな?」と毎回発見がある楽しさを知ったため、繰り返しの行動になり習慣になりました。

繰り返していると感受性が磨かれ、どんどん色々なものに気がつけるようになりました。視覚と聴覚、嗅覚から始まりますが、今は感触に私はフォーカスをしています。


2、筋力の回復

始めは寝起き、食事、軽い運動、家族と過ごす、こんな当たり前のことでも体力が落ちていて疲れる日々が続きました。

睡眠外来のアドバイスにあった、体を動かす適切な時間を目安にラジオ体操からウォーキングを始めました。その後、通勤練習の往復になり…とこの程度でしたが、日常生活を送り何かに集中する体力までは回復できたのでよし!としました。

その次は、一定時間何かに集中する作業をしました。図書館から始めましたが、最終的には料理を家族に作って振る舞うことを続けることで、体力を回復させました。


3、再発させないか

再発させないかを考えるきっかけになったのはリワークに通い始めたことです。

今まで習得してきた自分の生き方や自分の仕事の仕方や考え方、これをトランジション(転換期)する大切な時間でした。

厳密に言うと、リワークで知った知識は頭で理解しましたが「再発させないか」と真剣に考えるようになったのは、実際復職した後にめちゃくちゃ考える場面と時間が多かったです。

「大丈夫です、なんて返答してたけど、実際大丈夫じゃないよね?返答を変えていこう」と「やばい、今辛い、なんか休職前と同じ感覚になってる…」と頭の中で繰り広げられていました。

実際の行動や経験が一番効果的ですね。

復職期にやること

働かなければいけないのでは?ではなく、働きたいと思えるか?が大事。

ここはとても納得できます。休職期間を過ごしている間も「働かなきゃ」より「働きたいな」と気持ちが向いていたことが大きかったです。また、一度結婚を機に職場から離れた時、働かなくちゃと言うよりは「ワイドショー見ている時間を過ごすより、働きたいな」と思って再就職したことを思い出しました。

しかし、現実は自分が働かなければ家族や自分の生活が立ち行かない現状もあると思います。

私の場合、傷病手当金は3~4ヶ月後に入ってきたので、すぐに生活資金が必要な状況では正直役に立ちません。

1人だったらどうしていたかなと考えると、生活状況にもよりますが、50~100万円あると安心して休職できるかなと思います。

最近は生活防衛資金についても話題です。一度自分や家族の生活は半年間~1年間でどのくらいあると仕事がなくても生活できるか知っておくのも安心材料になると思います。

それでも難しい、周りの人も頼れる人がいない場合、以前も紹介させていただいた制度を利用する、制度を味方につけて頼ることも1つの方法としてもらえたらと思います。

困窮者支援総合サイト 

生活困窮者自立支援制度 

脳は起床して15時間後にメラトニン物質が出て、眠くなる

こちらも大切なポイントでした。睡眠を整えることで私も土台を作ることができましたし、現在も睡眠不足になると思考の流れも日々の生活も乱れて行くことを実感しています。

睡眠リズムの整え方をこちらの記事にも書いてあります。

たくさんありすぎて困る方は著者の本に記載されている「脳は起床して15時間後にメラトニン物質が出て、眠くなる」の部分でも覚えてもらえるときっと眠れることへの第一歩になるかと思います。

最後に

適応障害についての本に関しては、私はまだ多く読んでいません。ふと図書館で手に取ってみて、適応障害と向き合っていた時期を振り返るきっかけになりました。

今なら読めるのですが、きっと渦中にいる自分でしたら少し向き合いたくないページもあったのが事実です。もし現在治療中で興味がある方は、疲れてしまうようでしたら時に手を止めて、読める時になったら読むこともおすすめします。

この記事が何かのお役に立てたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。

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