こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害や休職、復職を経験して、これは飄々と軽々と生きていけるんじゃないか?と学んだことや思ったことをコツコツお届けしたいと思います。
今回は休職中、参考になった本をお伝えしたいと思います。
仕事で燃えつきないために 対人援助職のメンタルヘルスケア
精神科医:水澤都加佐 大月書店
タイトルで手に取りました。対人援助職に就いている人の傾向を知ることができて「あぁ、だから私はこの仕事に就いたんだな。疑問もなくできるんだな」と腑に落ちました。
また、人を助けることで自分自身の必要性を見出して惹かれあってしまうことを痛感しました。
なかなかショックだったのは、看護師さんの事例で恋人や配偶者がヒモ状態であるとの内容でした。仕事を続けよう、仕事を探している状態というよりは完璧にお世話になっている状態。
「私が助けなきゃ」の気持ちが出てきてしまうようです。私の場合、相手は仕事を続けて休んでを繰り返していましたが、私自身が「私が大黒柱にならなきゃ」と意気込んでしまったことが自分に当てはまっていたからショックでした。
でしたが、自己覚知出来て「そりゃ生活破綻するよね、体を壊すよね。助けなきゃって意気込むよね」と認められてよかった分岐点の一冊です。
こころの不調回復 食べてうつぬけ
精神科医:奥平智之 主婦の友社
こちらはリワークの保健師さんの情報で参考資料として教えてもらいました。現在もバイブルやお守りのように見返しています。
こころの不調は鉄不足。亜鉛やマグネシウムのミネラル、ビタミンB群、タンパク質もとろうと心がけるようになりました。
こころは脳で作られる。こころに脳に栄養をと思うようになり、現在も慎重なくらい食べるものを考えています。そこからコロナ禍も相まって自炊することが楽しくなり、苦にならず食事について考えられるようになりました。
それでいい 自分を認めてラクになる対人関係入門
漫画家:細川貂々 精神科医:水島広子 創元社
緩やかなタッチで漫画ということで休職中の頭にとって手に取りやすかったです。
そのため、どう役になったかがぼんやりとした印象なのですが「これでいいのかぁ」と安心を得られた内容でした。
安心感を得られてから、対人関係療法の知識や次に紹介する書籍を手に取ることができたと思います。
女子の人間関係
精神科医:水島広子 サンクチュアリ出版
女性の前で女「性」を出すから比較や排斥が始まる。自分の女性の部分を癒していくと周りの女性も変化していく。女性と関わることが多い人が読んでおくと楽になる本です。
私自身はどちらかというと女性部分に鈍感で一般的な嫌味や嫌がらせを「?」と感じることなく20代まで過ごしてきました。それ故に女性の部分がわからず「なんで急に怒ってるんだろ?」と思う場面が時にありました。
この本を読んで「はぁ~なるほど~」と女性心理を少し知ることができました。その後は「今こういう気持ちなのかな?」と一度受け止めて相手を見ることができるようになったと思います。きっと、思いますです。
共依存かもしれないー他人やモノで自分を満たそうとする人たち(10代のセルフケア)
カウンセラー:ケイ・マリーポーターフィールド 精神科医:水澤都加佐 大月書店
(古めの本で、実際は明るいピンク色の表紙です)
社会再適応尺度評価(SRRS)
をリワークでやったことを母親に話した際、母親も心理テスト感覚でSRRSをやりました。その時、私が経験した内容にチェックをつけていたんです。「それは私がしたことで、お母さんはその経験した子供の親だよね?」と思わず言いました。
その後、他の場面でも違和感があり「共依存?」と頭に浮かびました。
タイトルの通りアメリカ人10代の事例がたくさんあり、関係なさそうに見えるのですが「あれ、子供の頃こんな体験や気持ち持っていたかも」と振り返るきっかけとなる本でした。
そして、一番私が紹介したいのが「インナーチャイルド」を癒す項目です。みんな必ず自分の中にいる「子供の自分」に問いかけるワークは、私にとって大きなターニングポイントでした。
やった時の内容は書きためているのですが、あげても大丈夫!と気持ちが整ったら投稿したいと思います。(2023.2.15上げてみました、以下の記事になります)
逃げたい娘 諦めない母
臨床心理士:信田さよ子 ライター:朝倉真弓 幻冬舎
1つ前の本でインナーチャイルドを癒した後、母親との関係を知りたくなり「共依存」関係の本を探すようになりました。
表紙が手に取りやすかったこともありますが、母親と娘は母親と息子、または父親と娘と別次元なんだなと知ることができた一冊でした。
「女子の人間関係」の「女性」の部分にもつながる内容でした。
私は私。母は母。~あなたを苦しめる母親から自由になる本~
フェミニストカウンセラー:加藤伊都子 すばる社
タイトルの通りです。私は私で母親はああいう人だと思うことで楽になります。
事例は結構ハードな状況ですが、物理的に距離をとることで私は精神的にも距離を取れるようになったと思います。私も親子関係に当てはまる部分がところどころにあり、ショックでした。
この状況から変わるには依存していた自分も変わる必要があるため、今までの接し方を少しずつ変える必要があります。(私の感覚としては)親を裏切るような接し方もあるため、とても罪悪感や「これでよかったのか?」と葛藤する瞬間がよくよくありました。
「燃えつきないために」の本でも感じた「私が助けなきゃ」が、共依存だと「私が娘として存在しなきゃ」の気持ちが出てきていました。この気持ちがあることを知ったため、その必要はないんだろうなと思えました。
距離を取ることで自分の人生を幸せに生きていい、そう思うことができる本でした。
最後に、紹介したい人
こう見ると、この休職時期は「自分が病気になった幼少期時期の深掘り」をすることが多かったんだなと思いました。考えや培った関係性の見直しというのでしょうか。
そして、紹介したい方がいます。
今年、自分と同じように休職や復職の経験をしている方と交流をすることができて、私のブログを紹介してもらいました。「もしかして、適応障害?」の本をその方も読まれていて、そこからお話がありました。
その方の存在があって、今もブログを書けています。休職中や復職中のあれこれをお話しすることができて、私も「1人じゃなかったんだ」とすごく自信が持てました。
みけにゃんさん、出会いに感謝致します。そして、これからも読ませていただきます。
この記事が何かのお役に立てたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。
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