ビジネストレーニング(3)求める成果を出す

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ビジネストレーニング

こんにちは、ヒョーかるです。私は福祉業界で適応障害や休職、復職を経験して、これは飄々と軽々と生きていけるんじゃないか?と学んだことや思ったことをコツコツお届けしたいと思います。

今回はリワーク(復職支援)へ安定して通い、同時に行っていたビジネストレーニングを受けた際に教えてもらったことを書きたいと思います。複数回に分けて書き出すと思います。

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ビジネストレーニングとは

直訳すると仕事の訓練ですね。

私が通っていたクリニック、リワークでは職場へ復帰する準備という意味合いで作られていました。クリニックでは主治医やカウンセラー、リワークでは臨床心理士や保健師、ビジネストレーニングではビジネストレーナーという方々がサポートをしてくれました。今思うとトレーナーはコーチングや企業講師もやっている方なんだろうなと思いました。カウンセリングと同様に1対1でトレーニングを受けました。

今までリラックスして自分の気持ちを話したり、気持ちが解れてきたリワーク仲間と自己との向き合いをしてきた中、トレーナーから名刺を渡されて「いよいよ職場へ復帰する段階なんだ」と気持ちがピッと正された記憶が今も覚えています。

他の記事はこちらです。

経験済みと未経験

新しいこと新しい経験を取り入れる時、人間は経験していないことも上手くやろうとしています。

経験した感覚で未経験のことをそのままやろうとするので、上手くできないことなのに「できなかった…」と挫折した感覚になります。

また、経験した中で相容れないと感じたことは「受け入れなくていい」「そういうものだな、そういう人だなと思えばいい」そんなことも教えてもらいました。

結果と成果

行動した結果(事実)は評価されます。成果があれば+、成果がなければ-と評価されます。

成果があった経験は特に印象に残ります。反対に成果がなかったものは印象に残りません。

これは日本が「成果なし」という状態を認めない文化にあるため、成果のないものは「ないもの」になります。結果は事実として残るのに不思議ですよね。


例えば、幼い頃に逆上がりの練習をした経験も多くの方はいらっしゃるかと思います。

逆上がりの練習も初めから上手くできた人もいるかもしれませんが、多くの方が足が上がりきらず、何回も挑戦して会得したのではないでしょうか。

この足が上がりきらず「できなかった」経験が10回積み重なって、最後に「逆上がりできた!」となれば成果があると評価されます。

できなかった経験が多いほど、できた時の評価が大きく上がり印象に残ります。

何を求めているのかを把握する

これを仕事に当てはめると

行動して「出すべき結果を明確化」をすると、成果が出やすくなります。成果がない場合も「評価前に求めていること」を聞いてあぶり出すことで次に繋げることができます。

出すべき結果(期日や求められている内容)を明確にしないと成果が良くても評価されないことに繋がってしまいます。

成果がなかった場合は次に繋げるモチベーションは生まれず、諦めてしまう流れになります。

成果を出す人は求めているものを把握した後に、様々な繋がりの中から成果を出せる人や要因を持っている人と上手く付き合っている人が多いです。

ここでお伝えしたいのは「何を求めているのかを把握することが大事!」ということです。

こちらの記事もよろしければ参考に。

「カレーの作り方」で説明

カレーの作り方はどうやりますか?おそらく、

①材料を切る

②鍋で炒める

③水を入れて煮込む と言う手順だと思います。

ここで求められているカレーは何なのか把握しておくことで「うまい!」と成果のあるカレーの作り方になります。

1、食べる人が求めるカレー(評価者が求めていること)を聞く。
例:中辛のモモ肉を使ったチキンカレーが食べたい。ルーのとろみは強めでなくていいよ。福神漬けがあるといいな。

と言うことがわかったとします。

2、ルーのとろみは強くない、中辛のチキンカレー。福神漬けを添えて(結果)

3、求められているカレーのレシピを探す。福神漬けも用意する(行動)

4、美味しい!(評価)→成果あり!

となります。

カレーの作り方1つでも「どんなカレーを食べたいのかな?」と自分でイメージするより、食べたい相手に聞いて作る方が美味しい!と言ってもらう成果が作れます。

これは仕事でも同じように当てはまります。特に未経験のものであるものほど「どんな成果が求められているのか」を聞くことで成果が得やすくなります。



最後に

こちらを教えてもらってから、私は特に期日を聞くという小さいことから始めました。

「やっておいて」とお願いされると、意外に期日や具体的な内容を伝えられないことが多いんだなと気がつきました。

私は期日がある方が優先順位もつけやすくなるし、タイムリミットがあると進められるので「いつまでにやればいいですか?」と聞くようになりました。これは繰り返すことで定着しました。

そして、おおよそ返ってくるのが「1週間くらい」「今週中」と言われます。それを目安に実行に移します。

また、自分が誰かに仕事をお願いする時はより具体的に伝えることが多いです。

「18日までにやりましょう」と数字で表す方が相手に印象に残ります。そして、その期日近くなると進捗を教えてもらえたり、当日になって「あの~」と報告がくることがありました。

加えて、例えば報告書を作ってもらう際は「2番目の欄までできたら、印刷して一度私に見せてください」と伝えることもあります。報告をくれる人もいれば、失念しているだろうという人もいます。

仕事で求める成果を出すためには、引き受ける側も成果というゴールを把握することが大事ですし、依頼する側も成果というゴールを伝えていくことで目指すものの共有ができますね。

この方法を知ったことで、仕事の進め方も自分の中で確立できましたし、何よりコミュニケーションも円滑になりました。

円滑になるとストレスも減るため、復職してから仕事がやりやすくなった場面もありました。

この記事が何かのお役に立てたら幸いです。また次の記事でお会いしましょう。

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